春華堂、掛川栗植樹祭に参加

和栗の魅力を世界に発信へ

 『うなぎパイ』で知られる春華堂(静岡県浜松市、山崎貴裕社長)は、静岡県掛川市の早川栗園で11月13日に行われた「遠州・和栗プロジェクト 掛川栗植樹祭 in 早川栗農園」に参加し、植樹をした。

栗を植樹する春華堂・山崎社長(右手前)

 遠州・和栗プロジェクトとは、後継者不足、農業機械の未導入などで生産が激減している掛川特産の栗をきっかけに、和栗の価値を世界へ届けるため、遠州地域を中心とした有志企業・団体が参画するプロジェクトとして2022年7月に発足。和栗の魅力、味、楽しみ方を発信していくことで、掛川栗のみならず日本各地の栗産地とともに「WAGURI」のブランド化を目指す。

 また、未来志向をもって、世界で活躍するグローバル企業と個性あるローカル企業が複合的に連携することで、単なる持続可能ではなく、持続型発展型事業を創造、日本の農業の可能性を国内ではなく世界へ向けて挑戦していく。

 掛川栗植樹祭では、次世代のモビリティ(ソミックトランスフォーメーションSUPPOT、m2labo Mobile Mover、CuboRex電動クローラユニット)が登場し、植樹作業を支援。その後、FALO(焚火)PARTYが開催された。

 春華堂の山崎社長は、「植樹の作業中、ミミズを3匹見つけた。それだけよい土なのだと思う。苗木を植えたことで和栗プロジェクトはひとつの節目を迎えた。今後の積み重ねでプロジェクトが広まり、和栗ブランドの促進、ひいては国の価値の向上につながれば幸いだ。私たちの挑戦はまだ始まったばかり」とコメントした。