美味しさに健康要素をプラス
今期の重点施策は、お菓子アイスとして展開している『ルマンドアイス』『ルマンドクランチアイス』のブランド認知向上に努めるほか、新たな取り組みとして健康に配慮した製品を発売し、アイス製品の活性化と新規顧客の獲得を目指す。
なかでもイチ推しなのが、以下のアイスバーとモナカタイプだ。いずれも新発売の健康に配慮した製品である。
『やさしいココナッツミルクバー』(写真上、85㎖、OP)は、9月25日発売の同社初のバータイプの冷菓製品。植物性であるココナッツミルクの自然でやさしい甘さあふれるアイスバーで、1本あたりにココナッツオイル4.5g配合。さっぱりした中にもコク深さを感じる仕立てとなっており、飲むだけではないココナッツミルクの新しい食シーンを提案する。
『牛乳でおいしくカルシウムアイス』(写真下、150㎖、OP)は、1袋で約1/2日(※栄養素等表示基準値目安)分のカルシウムを配合する10月9日発売のモナカアイス。牛乳のフレッシュな味わいが特徴のバニラアイスをしっとり食感のモナカでサンドした。カルシウムの吸収を助けるビタミンDを加えており、四つ割りタイプで一山ずつ割って食べられるので、食が細くなりがちな年配者にもお勧め。
同社は今後の市場について「消費者ニーズが多様化するなか、健康要素を盛り込んだ提案がさらに重要になると考えている。当社としては菓子製造技術を応用し新たな価値創造を図った“お菓子アイス”の開発に注力し、美味しさや驚きの上に健康要素を取り入れた製品開発に取り組んでいく」としている。