2023チョコレート特集号 芥川製菓

多彩なラインアップで催事を演出

 1886年に創業した同社は、日本のチョコレート史の幕開けと共に歩んできた、老舗のチョコレート専業メーカーだ。厳選した素材を使い、徹底した品質管理により、高品質のチョコレートを製造し続けている。

 今年のハロウィンアイテムは、『HWパーティー』(写真上)と『同スイングハウス』を新たに投入した。前者には、かわいいモンスターが描かれたアルミ巻きチョコとキャンデーが入っている。150円という手頃な価格ながらボリュームもあるため、ハロウィンの配布菓子に最適だ。後者は、透明パッケージに描かれた窓から中のお菓子がチラリと見える。

 クリスマス製品は、パッケージのリースが揺れる『クリスマス スイングハウス』(写真中)や、金色の華やかなパッケージが際立った『クリスマスパック』(写真下)、またサンリオの人気キャラクター3種をゼリーにした『サンリオ クリスマスゼリー』など、7種類のアイテムを展開する。

 国内の工場で一つ一つ手作りするゼリー菓子は、色も鮮やか。大人から子供まで、幅広い世代に愛される人気のお菓子になりそうだ。

 年末年始の製品では、来年の干支である辰を刻印したコイン型の『お年賀チョコ』と、富士山やだるまなど縁起物をモチーフにした『福福ゼリー』を新たにラインアップ。来年から新一万円札の図柄が渋沢栄一に変わることもあり、『渋沢栄一ミニチョコ12』にも注目が集まっている。

 「新型コロナウイルスが5類に移行し、人流も回復傾向にある。行動制限のない今年はハロウィンも盛り上がるだろう。秋冬の催事に期待したい」と、芥川昌義専務取締役は話す。