ゼリーやグミ、節電商品に活路
写真は5月11日に開催された国分酒類総合展示会
昨夏はコロナ禍でゼリーやのど飴の特需が発生したが、同社では今年、売上拡大中のオススメ商品をカテゴリーごとに選定し、特徴のある商品で拡売に取り組んでいく。
また、電気代の値上げを機に「節電商品」に活路があると同社では予測。少しでも節電をしようと考える人が増えるため、温めなくていい商品や調理不要な商品の需要が高まるとみている。例えば朝食の場合、ご飯やパンではなく、そのまま食べられるドーナツやシリアルに置き換えることで、節電効果が期待できる。
また、ペットボトルの代わりにマイボトルを持つことで飲み物を冷たくキープすることができ、エコでもある。エアコンを控え、冷感を求めてアイスや棒ジュース、ゼリーも売行きが良くなるとみている。
キャンデーカテゴリーでは、グミ市場が高伸長している。家での喫食シーンの増加やCVSの復調、ガム・錠菓からの購入シフト、SNSでの話題が要因。若い男性からの支持など間口が拡大しており、定番棚の増加やインバウンド需要も高まっていることから、今後さらに期待できる。
また、値上げが続く中で、コストパフォーマンスが高い大容量商材にもチャンスがあると同社ではみている。