バナナ×ナッツに熱視線!
『ひとくちアーモンド魚』『いわしっ子』など、美味しくて栄養のあるお菓子を製造する同社。今年2月に発売したバナナチップとアーモンド、カシューナッツ、くるみをミックスした『バナナッツ』(写真)が好評だ。
バナナチップは、生食用として一般的なキャベンディッシュ種のバナナをココナッツ油でフライしたものを使用している。サクサク食感のバナナチップの甘さと、ゴリッとしたナッツの食感が口の中に広がる。1袋18gの個包装に入っているため、持ち運びにも便利だ。
健康に配慮した製品を求める消費者のニーズに応えるため、同品は(一社)食・楽・健康協会が提唱する「ロカボ」(緩やかな糖質制限)の指標をもとに、糖質量を10g以下に抑えている。これまでナッツが入った製品は「酒のつまみ」のイメージだったが、パッケージに「ロカボ」を表示することで、お酒を飲まない人や女性にも注目されるようになった。
「お父さんのおつまみ、糖質が気になるお母さんは間食、バナナチップ入りなので子供のおやつにもなる」と伊藤寿康社長は自信を見せる。
発売から半年もたたないが、小売店で購入した消費者からの問い合わせが相次いでいるため、同社では急遽公式サイトから購入できる通信販売を開始した。また工場に新たな機械を導入し、生産体制の強化にも取り組んでいる。
「今後は、ドラッグストアやお取り寄せサイトなどの営業にも力を入れたい」と伊藤社長は意気込む。