卵不足や高騰する乳原料対策に
双日食料の孫会社に当たる同社は、食品メーカーの新商品開発を支援するため、世界中の有力原料サプライヤーとのネットワークの活用に加え、感性やナレッジにより新たなソリューションを発想する。また、海外市場のトレンドをいち早くつかみ、日本市場にマッチしたカタチにアレンジして提案。スタッフが積み重ねてきた素材に対する基礎研究と十二分な知識と情報を持つセールスエンジニアの提案力が武器だ。次の2品はお奨め製品。
『UNet エッグレスJ』=現在、鳥インフルエンザによる影響で、品不足や価格高騰に見舞われている「卵」は、お菓子の生地には必要不可欠な素材だが、その一部代替で骨格を強化する、メチルセルロース・HMPCを主体とした増粘剤製剤。卵の熱凝固性に類似した機能(加熱時にゲル化する熱ゲル化能)を有す。卵の配合量が少ない場合でも、菓子生地の保形性を補助し、起泡性に優れた多糖類も配合するため、卵の起泡性も補助する(写真)ことができる。
『バッズシリーズ』=バターバッズ社製のミルク・バター・チーズなどの食品素材を原料としている風味補強材。高騰する乳原料の代替・コストダウン、少量添加で風味増強、豆乳の大豆臭など、風味を抑え、雑味をマスキングすることに利用できる。