米糠から無限の可能性
1947(昭和22)年の創業以来、「環境にやさしい製品が人々の健康と美につながる」と信じ、食料資源の高度有効利用を積極的に進める同社。古来、健康・美のシンボルといわれる“米ぬか”の無限の可能性に着目し、研究開発を進めることで、「こめ油の製造」(写真上、製品群)「数々の生理活性成分の抽出・分画」「工業用油脂の開発・製造」と食品・化学・医療・化粧品など幅広い分野に貢献する。
今回のイチ推し素材の『TSUNOライステロールエステル』(写真下)は、米ぬか由来100%の植物ステロール脂肪酸エステルで、しかも米油に微量に存在する成分。健康成分としても注目されているが、米油独特の癖のないコク感をアップさせる。用途は、ノンフライスナック等のスプレー油やノンフライ麺・加工油脂製品(クリーム、マーガリン等)の風味付与、硬化油との併用・代替。
『米胚芽油GX‐N』は、玄米特有のヘルシー成分“γ‐オリザノール”をたっぷり含んだ新領域の米油で、揚げ油として使用すると、γ‐オリザノールが「バニリン」に変換されて甘い香りを生む。
そのほか、『こめサラダ油』『こめ胚芽油(PRO‐15)』は、玄米の栄養成分であるγ‐オリザノールをはじめ、植物ステロールやビタミンEを豊富に含有する。