大腸で善玉菌を増やすフラクトオリゴ糖
「クルルマークのお砂糖」として、特に西日本で顕著に名が通っている同社は、今年1月1日に日新製糖との経営統合を果たし、持株会社・ウェルネオシュガーを立ち上げ、その一事業会社として再出発した。
同社といえばまず『iKes75』の存在。主成分である「ケストース」は、玉ねぎやビートなどに含まれる天然由来のプレバイオティクス素材で、胃で消化されず大腸まで到達し、ビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌の餌になる特長を持つ。
もう1つの注目すべきプレバイオティクス素材は「フラクトオリゴ糖」。馴染みのある野菜や果物にも含まれる成分のため〝野菜のオリゴ〟とも呼ばれている。特長としては、砂糖由来なので砂糖に近い甘さを持ち、味がおいしいオリゴ糖ゆえに幅広く活用しやすい。難消化性+選択的資化性という、胃で消化されずに大腸まで届き、効果的に善玉菌の餌になる。ゆえに、便通・便性改善、ビフィズス菌の増殖、ミネラル吸収促進、血糖値の上昇抑制、血清脂質改善などの研究報告実績がある。
今回は、この「フラクトオリゴ糖」を15%配合し、カロリーを30%カット(砂糖比)した『業務用沖縄・奄美のきびオリゴ』(写真、荷姿はガロン缶=25㎏入り)がイチ推しだ。沖縄・奄美のさとうきびを100%使用し、さとうきび本来の優しい風味とコクのある味わいが特徴。保存料、甘味料は一切使用せず、国産原料のみで作ったオリゴ糖は少ない。この素材を使用した製品の表示には「フラクトオリゴ糖シロップ(国産)」などの表記が可能となる。