亀田製菓、『おにぎりせんべい』のマスヤと提携

 米菓最大手の亀田製菓株式会社(高木政紀社長)と、株式会社マスヤ(三重県伊勢市、浜田吉司社長)が、1223日資本業務提携契約を締結。 マスヤから亀田製菓が株式を取得することで、持分法適用関連会(出資比率20%)とした。

 亀田製菓では国内米菓市場の成長鈍化や、近年の急速な原材料価格の高騰などに対し、企業間連携を通じたシナジーの追求が必要、という観点での連携としている。

さらに提携の目的について亀田製菓は「当グループからマスヤに米菓製造技術、営業、マーケティングなどのノウハウを提供し、同社の事業成長を図る。またマスヤの生産余力を活かしたOEM生産を検討するとともに、営業分野でも同社ブランド商品の売上ポテンシャルを引き出すよう協力し、マスヤおよび同社子会社である日乃本米菓製造の事業成長を通じ、当グループの企業価値を向上させていく」と説明した。

 契約の締結は1223日、株式取得は来年1月31日の予定。マスヤの近年の売上(20年229月期)は50億4900万円、日乃本米菓製造(同)6億5100万円。