菓子卸MD特集 外林

中小菓子メーカーの要望・期待に応える

 

 エヌエスグループ12社のうち、リーダー格となっている同社は広島県福山市に本社を持ち、「最良最上の流通システムを構築し、社会発展に貢献する」を経営理念に、北海道・東北・北陸・関東・中部に拠点を持つ。

 ウィズコロナも3年が過ぎ、多様化するニーズに応えるための今後の対応として、①低単価商品もしくは高単価商品の二極化への対応②SNSからの情報収集③インバウンド向け商品の対応と国内メーカー製品の海外販売機会への模索④ハイ&ローからEDLP販売方法への変更⑤SDGsによる環境配慮およびフードロスへの取り組みなどを挙げる。

 また、「小売のグループ化が進み、小売と主要メーカーとの製品開発(PBや留型)が進められる環境になりつつある現在、われわれは、地方の菓子メーカーの製品を丁寧に販売することで、その菓子メーカーの製品が卸の留型のような特性になる」(関係者)。また「中小の菓子メーカーは製造業務に集中し、営業や物流、受注出荷の代行をしてもらいたい考えや輸出も積極的に進めたいとする考えもあり、そういった要望や期待に応えることも卸の役割」(同)と話した。

 これから年末年始は、手土産やカジュアルなギフト、和半生菓子やおつまみ(創作おつまみ=写真)、素材系(さつまいも、栗、イチゴ)や健康系(オーツ麦、プロテイン、減塩など)を提案していく。