エートゥジェイ
クラウド型ECプラットフォーム「メルカート」を提供するエートゥジェイ(都内港区・飯澤満育代表取締役社長)は、12月7日から9日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される展示会「第3回 フードテック ジャパン」に初出展する。
「メルカート」は、ECサイト構築国内首位(※)の「ecbeing」から誕生した、クラウド型のECプラットフォームだ。
ECプラットフォームとは、通信販売サイトを構築するためのサービス。基本機能が搭載されたフレームワークを元にカスタマイズする「ecbeing」は、柔軟性と拡張性が高く、基幹システム等のシステム連携や自由なシステム開発ができるのが特徴だ。これまで大手菓子メーカーECサイトを含む1500サイト超の導入実績があるものの、導入には開発に伴う投資費用が掛かる。
一方、「メルカート」は「ecbeing」を安価にクラウド利用でき、自動でアップデートされるSaaS型。最新機能も自動で追加され利用できるようになるほか、ECサイトオープン後は多彩な機能をわかりやすく案内する「ヘルプデスク」のサポートに加え、「カスタマーサクセス」の専門スタッフが、売上げ向上に向けて顧客と伴走する体制を提供している。EC構築だけではなく、人的支援サービスも充実しているのが特長だ。
すでに食品や飲料メーカーなど、約100社が「メルカート」を利用。今後3年で、300サイトの導入を目指す。
営業局局長の藤井太一氏(写真)は、「導入したお客様の67%が、ECサイト未経験。こうしたお客様にも安心してご利用いただけるように、弊社の専門スタッフがEC事業におけるコンサルティングから、WebプロモーションやSNSなどの集客をサポート。お客様のECサイトの売上げアップに向けて継続的に支援します」と、「カスタマーサクセス」と「マーケティング支援」における人的な強みを強調した。
同展示会は、食品工場や飲食店の人手不足、業務効率化、労働環境改善などの課題を、先端テクノロジーで解決するためのもの。約400社が出展し、会場ではサービスやデモを実際に体験でき、商材の比較検討ができる。
同社も、会場で「メルカート」の操作性を体感できるコーナーを設けるほか、ミニセミナーも開催する予定だ。
藤井氏は、「自社ECサイトの構築や運用に不安を抱く企業担当者にとって、有益な情報を発信したい」と、出展への意欲を話した。
※「2021年ECサイト構築パッケージソリューション市場占有率調査」(出典:富士キメラ総研社)