日本チョコレート工業協同組合 今期はDXミルクチョコと粒チョコ

 同組合(栃木県日光市)は、日本国内でイチ早くチョコレートクラムを原料としたチョコレートを製造し、共同出資による共同生産加工で組合加盟員(現在27社)のチョコレート菓子メーカーへ安定供給するのを目的としている。

 そのチョコレートクラムをふんだんに使用した組合看板製品である『DXミルクチョコレート』(330g、写真上)を発売。年に1度、上質な原料を丹念に練り上げて製造する濃厚でまろやかなチョコレートは、10月1日より数量限定で、組合直販および日光・宇都宮の「道の駅」などで販売開始する。さらに組合員の要望から、個包装タイプの『粒チョコ』(150g、写真下)を今期試験販売する。

 同組合では今期、「見た目と風味のギャップ」と「健康」をテーマに掲げている。

 「見た目と風味のギャップ」では“Z世代”と呼ばれる若者をターゲットに、いわゆる“映え”といったSNSでの話題性を意識し、“やりすぎ”をコンセプトとした製品づくりを目指し、「健康」では、コロナ禍でついついお菓子を食べ過ぎた人々に向けた〝おいしく続ける〟をコンセプトの製品づくりを行う。

 また、「今後はSDGsやサステナブルに関連した製品開発にも力を注ぐ」(関係者)という。