夏休みに入り、子どもがいる家庭に食品やお菓子を寄贈する動きが活発化している。長引くコロナ禍で経済的な厳しさに直面している子育て家庭を応援する取り組みとして、お菓子メーカー各社も積極的に動いている。
明治ホールディングスは、(一社)全国フードバンク推進協議会加盟のフードバンク35団体に、明治の食品4万個を寄贈した。
この取り組みは、全国フードバンク推進協議会が実施する、給食のない夏休みに子どもがいる困窮世帯へ食料支援する「フードバンクこども応援全国プロジェクト」に対応するもの。
明治グループは、コロナ禍で支援ニーズが急増しているフードバンクに2020年4月から製品を寄贈しており、今回が9回目。寄贈製品は累計で約56万個になる。
今回の寄贈製品は『即攻元気ゼリー11種のビタミン&4種のミネラル ぶどう風味』『TANPACTヨーグルトテイストゼリーフルーツミックス風味』『銀座カリー中辛』『銀座キーマカリー』計4種類、合計4万個。
森永製菓とロッテは、「夏休み 子どもの食 応援ボックス」の取り組みに参加し、製品を提供している。
この取り組みは、ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム日本サステナビリティ・ローカル・グループ、WRI(世界資源研究所)10×20×30食品廃棄削減イニシアティブ日本プロジェクト、(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの3者が連携し、経済的に困難な状況に置かれた家庭3200世帯を対象に行うもの。募集から応援ボックス提供までをセーブ・ザ・チルドレンが担う。
森永製菓は『ムーンライト』『ハイチュウアソート』『ラムネ〈グレープ&シュワラムネ〉』各3200個を寄贈。ロッテは『コアラのマーチてづくりキット〈世界の動物めぐり〉』『ゼロ シュガーフリーケーキ〈発酵バター×バニラ〉』各3200個を寄贈し、協力企業の従業員による応援ボックス梱包の作業ボランティア活動にも取り組んでいる。