日本ケロッグ合同会社は、子供たちの朝食欠食・孤食課題に地域連携で取り組む「ケロッグ 毎日朝ごはんプロジェクト」を6月29日から始動、八王子市立由井第一小学校(都内八王子市)でプロジェクトの発表イベントを同日開催した。
イベントの第一部で井上ゆかり社長は、「日本ケロッグ社が今年設立60周年を迎えるのを機に、ケロッグがグローバルで取り組んでいる社会貢献プログラム『Better Days』の日本における活動をさらに推進していく」ことを表明。プロジェクトについては、山路真由PRマネージャーが説明した。
「毎日朝ごはんプロジェクト」は、子供の朝食欠食や孤食が増えている背景を踏まえ、子ども食堂や小学校での包括的な取り組みで子供たちをサポートするもの。認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと連携し、まずは全国16件の子ども食堂でスタート。ケロッグのシリアルを子ども食堂に定期的に提供し、登校前に楽しく朝ごはんを食べてもらい、放課後には、朝食の大切さを学ぶプログラムで朝食の重要性や栄養についての知識を深めてもらう。2030年までに47都道府県の子ども食堂での実施を目指す。
小学校では、ARROWSと開発した映像教材やワークなど、朝食の大切さを学ぶ授業コンテンツを用意した。
むすびえの湯浅誠理事長は、コロナ禍における子ども食堂の実態や目指す姿を発表し、「子ども食堂が当たり前にある実現に向けて尽力したい」と述べた。(一社)ラブテリの細川モモ代表理事は、専門家の視点で子供の栄養状態について説明するとともに、同プロジェクトへの期待を語った。その後、井上社長から湯浅理事長へシリアルの贈呈セレモニーを実施した。
イベントの第2部では、ケロッグ公式応援サポーターのお笑い芸人「ミルクボーイ」が先生役となって登場。由井第一小学校の5年生80名を前に朝食の大切さを学ぶ授業を実施し、児童たちとの交流を深めた。
その後、全校生徒に向けて新ネタ「朝食応援漫才」を披露。いとこが〝テンションが上がる朝ごはん〟を忘れてしまい、それが何かを一緒に考えるというネタで、子供たちの笑いを誘っていた。