チョコレートとビスケットの2本柱を軸に、特徴ある製品を生み出す同社。秋冬の需要期にむけ9月6日に投入した製品群が好評だ。
おいしさ・健康・感動・創造の4つのキーワードを理念に掲げる同社が、この秋の注力するのは、2017年のデビュー以来、人気急上昇のチョコとビスケのコンビ製品『サク山チョコ次郎』群である。
今回は既存の6パック入り徳用サイズや小袋、スタンドパウチの、デザイン面の楽しさをリニューアルしたほか、カレンダー製品(17ℊ×4袋、以下総てOP=想定価格150円前後)を追加。ファン層のさらなる拡充を目指す。
愛嬌のある「チョコジロー」の〝ゆるかわ〟でユニークなキャラクターが、ファンの心を捉えている。この製品群の特徴は、ビスケを覆うチョコに、チョコジローの表情の異なるレリーフが施されているなど、お愉しみ要素が多いことだ。
徳用袋では36種に加えシークレットがあり、ビスケに100種もの〝おしゃべり〟がプリントされている。コミュニケーションを盛りあげ、食べる楽しさの創造に繋げている。また、販促面でも着ぐるみの店頭アピールや各種キャンペーン、また携帯から繋がるブランドページやSNSチャネルでの情報発信も豊富。
知恵と手間を惜しまぬユーザーフォローで、同社は発売5年目の今秋、当初のターゲットの子供層から枠を広げ、母親と子供、20~30代の女性の需要取り込みを目指す。
チョコとビスケのコンビ製品では『ハピケット』(75g、同150円)も新顔だ。メイプルと発酵バターを使ったダイジェスティブに近いチョコビス。四つ葉のクローバーをあしらい、食感・香り・形状・素材の4つのこだわりで、お口の幸せを、という趣向。
チョコレートカテゴリーでは『大人のクランチ』シリーズの『薫るクッキー&クリーム』の濃厚感をアップしてリニューアル。新製品では、キャラメルを練り込んだ無垢の粒チョコ『キャラメリーナ』(170g、同300円)が、同社ならではのお手頃価格ながら、上質感を味わえるアイテム。既存アイテムでは、自然な甘さ、おいしさを実現した『低糖質ミルクチョコレート』に、60gの個食サイズが追加された。
もう一方のビスケット系では、最近の日本文化回帰を受けて、和素材にフォーカスした新製品2品を投入する。ふんだんに大豆を楽しむ『豆ころり』(110g、同250円)は、国産の黒千石大豆と黄大豆を練り込み、甘さ控えめのクッキーに焼き上げたもの。洋風デザインのガゼット入りの一口ケーキ『ドレスパレット』シリーズに『ガトーショコラ』(51g)を追加したほか、もち風グミのセンターを、みたらし味とあんこ味のチョコで、コーティングしたモチモチの新食感アイテムが登場。2味入り『もっちりチョコ玉』(96g、同300円)は、見た目も可愛くほっこりとした和テイストを味わうアイテムだ。