2021モバックショウinインテックス大阪

コロナ禍でも輝く!「3つのM」

 日本製パン製菓機械工業会(JBCM)主催の「2021モバックショウ」(第27回国際製パン製菓関連産業展)が3月9日から12日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。

 今回の出展規模は164社・1061小間。過去最大級の規模となった前回(254社・1626小間)よりもコンパクトなショウとなった。入場登録者数は計2万3488人(国内2万3464人・海外24人)であった。

 増田文治JBCM理事長(=マスダックマシナリー社長)は「パン・お菓子の生産手段を真剣に考えるユーザー業界の方々が明確な目的を持って来場され、落ち着いた環境で熱心に商談をされていた」と話す。

 そして、「コロナ禍中、無事に開催できたことを感謝している。開催にあたってマスク着用、会場入り口での検温、手指消毒などの感染症予防策を徹底したことで、来場者の方々も安心して商談できたと思う。これがモバックショウの本来の姿であり、将来的な展示会のあり方を示唆しているのではないか」と続けた。

 モバックショウの特長は、マシーン(Machine)・マテリアル(Material)・マーケティング(Marketing)の「3つのM」というキーワードの下、パンとお菓子に関する製造機械から原材料・資材、製品の出荷までトータルに展示されることにある。

 今回は「進化する技術で!『美味しさ』の実現」をテーマに、「食の安全・安心へのより一層の取り組み」「生産現場の人手不足への対応」「時代にマッチした新製品の開発」「変化が著しい消費市場への対応」などのソリューション提案が積極的に行われた…

(続きは5496号3面へ)