たにぐち、「堀川ごぼう」使用のえびせんべい

京都で菓子の製造・販売業を行う明治41年創業の「たにぐち」(京都市右京区)は、別名「お化けごぼう」とも言われる京野菜ブランドの一つ「堀川ごぼう(100%)」使用の『堀川ごぼうえびせんべい』を開発した。

堀川ごぼうは断面直径が10cm近くにもなる品種で、香りが通常のごぼうよりも豊かなことから、高級レストラン向け食材として1本3000円程度で取引されることもある。また、食物繊維・ビタミン類の他に「イヌリン」を豊富に含むことが分かっている。栽培には2年を要し、掘り返してはまた埋めるという多大な手間暇がかかるため、生産農家も限られており、貴重な京野菜でもある。

同社では、堀川ごぼう生産農家と契約を結び、堀川ごぼうを12月に約1トン確保することに成功、これをえびせんべいに加工することにした。

 

こだわりの点は、ヘルシーなノンフライ製法、超薄焼きせんべい、香りを活かした仕上がりなど。自社店舗やECサイトでの直販の他、卸ルートで全国に販売していく。パッケージは箱タイプ(1枚×5袋入り=税込432円)と袋タイプ(1枚×12袋入り=同756円)の2種類。