酒田米菓、シリーズ3品目は『梅』

 薄焼の『オランダせんべい』でおなじみの酒田米菓(山形県酒田市)の新シリーズ、小丸サイズの薄焼『旨煎』が好調だ。

 第1作目は3年前に発売された『ソース旨煎』、2作目が『ピッツア旨煎』で、今回第3作となる『梅しそ旨煎』(写真、15g×8袋、参考小売価格400円・税別)が、8月1日から発売された。2作目の『ピッツア旨煎』からは、2年ぶりの新作である。

 このシリーズの特徴は、国産うるち米100%使用の小丸サイズの生地を、うるちでは珍しい同社独自の煎り焼製法で、やや堅めに焼成している点だ。女性にも食べやすい3センチ強(1寸)の生地はやや堅めで歯応えがあり、パリパリと気持ちの良いほぐれ感が連食をそそる。また、味付けも実にリアル。本物志向で、味にこだわるというのがコンセプトだ。

 本品の『梅しそ旨煎』は、前2作が洋風味であったことから和風とし、女性の支持が強く、残暑の中でも爽やかに食べられる梅しそ味が採用された。梅肉パウダーや赤しそパウダー、粉末酢などで味わいのリアルを追求し、加えて「旨煎」の要素としてグラニュー糖を使用。おやつや小腹満たしなど、様ざまな食シーンにマッチする〝いい塩梅〟に仕上げてある。

 また、この『旨煎』シリーズの包装も特徴的で、外袋前面はスケルトンだが、個装紙は素材のシズル写真を入れたフルカラー印刷になっている。通常の販売や、多人数でのシェア、チャネルによってはバラ売りもできるように、という配慮を巡らせたデザインである。

 販売チャネルは、一般SM、同社の直売店の他、道の駅などのお土産チャネルへも浸透している。