米菓の「サラダ味」ってなーに?

 子供からお年寄りまでに人気の米菓の中でよく目にするのが「サラダせんべい」。スナック菓子の「サラダ味」は何となく脈絡があるような気もするが、米菓でいうところの「サラダ」とは一体どういう意味なのだろうか。それは米菓業界のリーディングカンパニーの亀田製菓に由来する。1961年に市場に投入した『サラダホープ】というあられの製品が、米菓史で初めて「サラダ」の言葉を使ったからだ。あられにサラダ油をかけて塩味をつけた米菓だが、当時としては画期的な試みだった。というのも、当時はサラダ油に高級なイメージがあり、それをネーミングに採用した。
 斬新なアイデアと美味しさが受けて『サラダホープ】は大ヒット。それは後の国民的ロングセラーで亀田製菓という企業を一段と発展させる礎ともなった『ソフトサラダ】へとつながるのである。同社が名付けた「サラダ」はやがてスナック菓子にも受け継がれていく。

 

 

(雑学トリビア王などの文献を一部引用)