ギリシャ神話の女神アテナは、知恵・芸術・工芸・戦略を司る女神にして、古代英雄たちの守護神であった。その姿は、現代の企業社会においてリーダーシップを発揮する女性達と重なる。シリーズ「業界の女神(アテナ)たち」では、お菓子業界の様々なカテゴリーで切磋琢磨されてきた女性にスポットを当てる。第2回目は、カンロの内山妙子執行役員が登場。
企業デザイナー目指し中途入社
創業が1912年(大正元年)と100年を超える老舗企業でありながら、2017年には「糖から未来をつくる。」と高らかに宣言し、未来に向けて糖と共に歩み続けるカンロ。
内山さんは、コーポレートコミュニケーション本部長として、同社のブランディング戦略に携わっている。2005年には、50周年を迎えた『カンロ飴』のテコ入れを図り、2012年には、カンロ100周年事業として直営店「ヒトツブカンロ」(JR東京駅・グランスタ内)の立ち上げに参画した。
武蔵野美術大学短期大学部でグラフィックデザインを勉強していた内山さんは、中途採用でカンロに入社した…
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