バリーカレボージャパンは、ルビーチョコレートを使った消費者向けバレンタイン製品の発表・試食会を1月9日にベルギー大使館(都内千代田区)で開催、森永製菓、不二家、ネスレ日本など7社が自社の発売製品について説明した。
バリーカレボージャパンのパスカル・ムルメステール社長は、「ルビーチョコレートは、画期的なイノベーションとして大きな波を作っており、日本から始まったサクセスストーリーと言える。当社の高崎工場ではルビーチョコレートの生産を開始し、メーカーや顧客向けに供給する」と話し、各メーカーから発売される製品に期待を寄せる。
森永製菓は、バリーカレボージャパンと共同開発したレシピを採用した『カレ・ド・ショコラ〈ルビーカカオ〉』(18枚・参考価格=税別370円)を1月14日に発売(なくなり次第終了)。「33ミリ四方、4ミリの薄さの『カレ・ド・ショコラ』でもルビーチョコレートの甘酸っぱさがしっかりと味わえるように仕立てた」と、マーケティング本部菓子第一マーケティング部長の大橋啓祐執行役員は胸を張る。
不二家は、チョコレート『ルック 宝石ショコラ(ルビーカカオ)』(10枚・税別350円)と、洋菓子『ルビーカカオクリームのケーキ〜フランボワーズ仕立て〜』(税別417円)を昨年12月から発売。『ルック』は、「これまでにない鮮やかな色味と希少性から〝宝石ショコラ〟と名付け、個包装したトレイ入りで自己消費はもちろん、プレゼント需要も取り込みたい」(菓子事業本部生産本部商品企画部・中西ひかりさん)、ケーキは、「ルビーチョコレートをクリームに合わせ、定番のショートケーキに。これにシュークリーム、レアチーズケーキ、モンブランも含めた計4品をバレンタイン本番に向けて売り込む」(洋菓子事業本部店舗営業本部管理営業部・瀧澤美空さん)と意気込む。
ネスレ日本は、ルビーチョコレートを採用した初めての製品として『キットカット ショコラトリー』を世界に先駆け日本で発売(2018年1月)したが、今回は定番の『サブリム ルビー』と、その上にクランベリーとアーモンドをトッピングした『ルビー2020』を1本ずつセットにした『キットカット ショコラトリー ルビー2020 アソート』(税別1200円)を1月15日に数量限定発売。コンフェクショナリー事業本部の竹内雄二マーケティング部長は、「『キットカット』を通じてルビーチョコレートの体験を世界中に広めていきたい」と話す。
この他、シャノアール、エーデルワイス、モンシェール、ファミリーマートが新製品の概要を説明した。
(写真は、自社の製品を手にする各社の担当者。後列右がパスカル社長)