三幸製菓、「かりんとう」の支持層を広げよう!

 米菓大手の三幸製菓がかりんとうカテゴリーに参入して9年。2011年に『黒糖かりんとう』、2年後の『雪の宿ミルクかりんとう』を発売して以降、地道な努力を続けてきた。その同社が、昨年末に発売した『ミックスかりんとう』が春先から好調だ。この勢いもあり8月発売の『2種の芋かりんとう』も、初動から順調(秋季特別号掲載)である。

 30代女性をターゲットにした新しい商品戦略に基づく、製品の好調を受け、同社では1110日の「かりんとうの日」に盛りあげようと、7日からSNS企画『#こんなカレがすき キャンペーン』(同月24日まで)をスタートさせた。

 伝統菓子ジャンルでは、メイン需要層の高齢化が進み、若年層の掘り起こしが課題だ。三幸製菓の今回のキャンペーンの狙いもそこで、キャンペーン開始に伴いプロモーションムービー「#こんなカレがすき 黒糖かりんとう篇」を制作し、YouTubeで公開している。

 おしゃれなカフェで若い女性が、同社の製品の魅力を友人に楽しそうに話しているが、恋愛対象のことと思って聞いていた友達が、「かりんとう」のことだと気づくという軽妙な作り。

 同社では前出の『黒糖』のほか『ミルクかりんとう』『かりかりツイスト』など、6種の製品の魅力を伝え、好きな「かりんとう」を見つけて欲しいと、計5本のムービーを制作した。

 今回のキャンペーンでは、同社のTwitter公式アカウントをフォローし、好きなタイプを投稿。同社からの返信でタイプ別のムービーが贈られる。また、抽選で100名に同社6種の「三幸製菓かりんとう詰合せセット」を贈呈。