阿部幸製菓、スプーンで食べる鏡餅風スイーツ

業務用柿の種を製造する阿部幸製菓の子会社・越の舞本舗は、スプーンで食べる鏡餅風スイーツとして、『鏡餅風もっちりあま酒』(写真)を1021日に発売した。

近年、調理に手間がかかることから、小型の鏡餅は食べずに廃棄されることが多く、また、幼児や高齢者など嚥下力の弱い人に餅を食べさせることに不安を感じる人もいる。

そこで同社は、鏡餅の形状でゼリー菓子なら手間を掛けずに食べられると考え、お正月の鏡餅代わりとして、団欒のスイーツとして、『鏡餅風もっちりあま酒』を開発。鏡餅にありがちな開けにくさや、飾った後に食べずに捨てる罪悪感を解消できる。

 鏡餅のように飾ることのできる形状で、本品の甘酒は、新潟県小千谷市にある山崎醸造の『雪国あま酒』を使用。米こうじ甘酒の優しい味と、お餅を連想させるもっちりとした食感に仕立て、さらにアルコール0.0%なので、子供も安心して食べられる。

 「お正月のおもてなしに、冷やしてそのままスプーンでお召し上がりください」と同社。ターゲットは、正月らしさを求めつつも、鏡餅を食べることに面倒や嚥下の不安を抱える家族を持つ3050代の女性。鏡餅売り場やセレクトショップで販売している。105g・NPP(参考価格280円前後)。