洋菓子事業の萌芽
――洋菓子事業では、どのような構想を持っていますか。
河村 洋菓子は不振ですが、背景には不採算のお店を閉めてきたことがあります。数字は徐々に改善してきており、利益率は着実に高まってきています。ただ、私は洋菓子店舗での経験がないため、社長になって真っ先にFC店舗へ視察に行きました。後継者がいなかったり、高齢の方が朝から晩まで働いていたり、とても大変な店舗があることがわかりました。やる気のある若いオーナーもいらっしゃいますが、それは少数であることも。
そこで、量販店への納品に着目しました。直営店と違い、人件費や設備投資等は量販店の負担となるためコストが掛かりません。とは言っても、取扱店を広げるにはきめ細やかなフォローが必要となります。そのために、洋菓子と流通菓子の営業が一体となって動き始めたところです。2事業の融合施策の一つです…
【続きは5438号3面へ】
写真=ケーキ屋さん体験イベントで子供達を見守る河村社長