「120年」を見据え
――2015年には、菓子事業本部長とマーケティング本部長を兼務されています。
河村 若い頃、菓子の商品企画を長いことやった後に営業へ移り、2002年に広域営業部長になりました。得意先で相手の要望を伺い、商品を企画することをずっとやってきたのが生かされたのだと思います。
――力を入れてきた事は何ですか。
河村 櫻井前社長が提唱した「健康」と「グルメ」です。そのために、商品企画のテコ入れを図りました。若くて経験のない人が多かったので、商品企画の経験者を営業から連れて来たり、皆を引っ張って行けるような人に来てもらったりして、体制を整えました。
――そして今年、社長に就任されました。抱負と課題をお聞かせください。
河村 これは山田憲典会長も言っていることなのですが、「110年」ではなく、「120年」を見据えています。長期的な視野を持ってじっくり腰を据えてやっていこうという意識です。課題は、赤字に陥っている洋菓子事業ですね。洋菓子店舗での業務経験がないので不慣れではありますが、それが私にとっても会社にとっても喫緊で取り組まなくてはならない課題だと認識しています…
【続きは5436号4面へ】
写真は8月3日に開かれたペコちゃんはじめての将棋教室にて