大塚食品(牧瀬篤正社長、大阪市中央区)は7月30日、明治安田損害保険ビル3F会議室(都内千代田区)で「2019年度下半期新製品記者発表会」を開催した。はじめに、金子忠晴執行役員飲料事業部部長(写真)が、2018年11月に大塚チルド食品から大塚食品へ取扱いが変わった「大豆飲料」について、販売促進などの概要を説明。
植村家敏飲料事業部ダイズ飲料担当PMが、
「『スゴイダイズ』シリーズは、一般的な豆乳と違い、繊維質(おから)を含む大豆まるごと使用した飲料だが、この特徴が消費者に伝えきれていない」と説明。
今回の取組みとして、
①【ブランドの統一】
これまで大豆飲料では、『スゴイダイズ』、牛乳の代替え品『ミルクのようにやさしいダイズ』、鉄分をプラスした『やさしいダイズ』製品を「まるごと大豆飲料」として展開してきたが、これを『スゴイダイズ』ブランドに統一。ブランドイメージを押出し、他社との差別化を図り大豆飲料を訴求する。
② 【要冷蔵から常温保存可能品】
常温保存可能により、チルドコーナー以外での販売拡大が可能に。
③ 【秋冬の新商品投入】
9月17日『たんぱく質がスゴイダイズプレーン200ml』『同バナナ200ml』(希望小売価格・各150円税別)を発売。手軽に植物性たんぱく質が10g摂取でき、低糖質、カロリーは85kcl。乳成分不使用だからコレステロール0mg。「たんぱく質は取りたいが、糖質、カロリーを気にするユーザーに推奨できる」と3つの試みを語った。
次に、レトルト関連新製品について、江藤晃嗣食品事業部マイサイズ担当PMが、
「ママの声から生まれた『こどものためのボンカレー』(130g、希望小売価格・160円税別)をリニューアル。アレルギー表示を全面に記載し、国産野菜10種を使用。保存料、着色料、香料、化学調味料不使用で、レンジで調理が可能。安心・安全をより明確にし、子育て世代にアピール。
食材を贅沢に使ったカレー『ボンカレーGRAN 野菜の旨みとけこむベジタブルカレー』中辛(200g、希望小売価格・350円税別)は、国産ズッキーニ、にんじん、2種類のひよこ豆といんげん豆を使い素材にこだわったカレーに。
『大塚のボンドンブリ!親子丼の素』(180g)『同麻婆どんの素』(150g、希望小売価格・各180円税別)は、箱ごとレンジで調理が可能に。以上3品は8月26日より発売。
『マイサイズ』シリーズは、パッケージをリニューアル。新ブランドロゴの採用や、見やすいメニュー表示とした。また、主食アイテムもブラッシュアップ。現行の『おいしいうどん』は、スパゲッティ式うどん『スパうどん』へ。和と洋のイメージを取入れ、合わせるソースの幅を広げる」とそれぞれの製品を説明した。