宮本周治社長に聞く その1
宮本周治氏は祖父・芳郎氏、父・隆司氏に続くギンビス3代目社長。子どもの頃から共に育った『アスパラガスビスケット』『たべっ子どうぶつ』『しみチョココーン』の3大アニバーサリー製品には思い入れが深い。前回までの現場の声に続いて宮本社長に製品が長く愛されるための条件、施策などについて聞いた。
100年ブランドを目指す
本紙 『アスパラガスビスケット』が消費者の方々から50年支持されてきた要因とは何でしょうか。
宮本 端的に言ってしまえば、「変わらないこと」だと思います。『アスパラガスビスケット』は50年以上前から量り売りの形で市場に出ていました。現在の赤い巾着のパッケージに変更してから50年となります。それだけの長期間製造していますと、味や食感、風味が変わることが多いのです…
【続きは5392号3面へ】